いつの時代も大人は、
「最近の若者は、、、、、、?」
と若者の甘さや物足りなさを嘆いてきました。
その嘆きは5000年前のエジプトピラミッドの遺跡壁画にもあったのですから
年長者は次の時代を担う若者を心配するのは今も昔も変わりません。
世の中は進みます。
若者が年長者からもらった知恵を生かしながら、挑戦を加えて変化します。
街頭テレビで力道山が活躍していた頃
テレビ会社に就職が決まった息子に
「どこの家庭にもあるラジオ会社の方をなぜ選ばなかった?大丈夫?」
と問うた親がいました。
映画007でしか見ることのできない車電話の時代
携帯会社に就職が決まった娘に
「なぜ固定電話の会社に就職しないの?携帯電話とか誰も使ってないよ」
と心配した親がいました。
大人が良かれと思っていること
当然と思っていることが
実は時代の流れに乗りそこなっていることも
多いのかもしれません。
内館牧子さんが書いた「老害の人」でも
昔の栄光を社員が飽きるほど繰り返す相談役が描かれています。
私は老の方ですが、その本を読むと、妙に納得させられました。
さて、脱線しましたが
本当に、大人は次の時代を子供たちに考えさせてきたでしょうか?
どこの学校に進学するかどうかは悩みますが、その後についてちゃんと考えてきたでしょうか?
いまだに進学校では進学実績が誇らしく宣伝されます。
続く後輩のモチベーションにもなるでしょうから
一つの「やる気スイッチ」としての役割があるのかもしれません。
しかし、進学した学校は、その後の人生にマッチしていたものなのか
その後、学校を辞めたり、就職の時に困ったり、就職後も悩んだりしていないだろうか
そういったデータが少ないのが現状です。
だからこそ、自分の今を見つめ、未来を考えるキャリア教育が大切だと思うのです。
今回はここまでにします。
次回をお楽しみに