今回のお話は、自己理解・自己管理の力についてです。
以前にも触れましたが、キャリア教育では、人間関係を作ること、自分のキャリアの見通しを立てること、課題に対応する力をつけること、それに自己理解や自己管理をする力が大切です。
今回は、その大きな柱の1つ
自己理解の話です。
「自分のことは自分が一番わかっている。」
と思いがちですが、時々、
「あの人は自分のことが分かっていないよね。」
と揶揄される人がいます。
しかし、それは誰にでもあり得ること
自分は
・自分だけが知っている自分
・自分も周りの人も知っている自分
・周りの人だけが知っている自分
・自分も周りの人も知らいない自分
でできています。
※「ジョハリの窓」でネット検索してみるとわかりやすく解説が出ているはずです。
ですから、自分を客観視したり、他からのフィードバックをもらうことがないと、本当の自分を見出せません。
本当の自分は、いわば自分の背骨であり、それがブレなければ、自分の今後のキャリアも考えられそうです。
学園物のTVドラマでは、
「うちの子に限ってそんなことはありません。」
という場面がありますが
それでは、自己理解を狭めますし、将来の可能性の芽が摘まれるかもしれません。
しかし、自分がどんなものが好きか、気持ちよいか、嬉しい気持ちになるかは
多くの人に出会って話を聞いたり、体験しなければわかりません。
ですから、学校全体でのキャリア教育が必要なのです。
高校や大学を選ぶのと同じぐらいに、
自分は何が好きで嫌いなのか
苦手だけど興味があるのかないのか
自分がうれしい気持ちになるのはどんな場面か
を考えさせたいのです。
もちろん、学校での係活動や委員会活動、部活動など、好きか嫌いか、前向きな気持ちになるかどうかは、ある一定の努力をしたうえでなければ判断はできません。
縄跳びが大嫌いな子供だって、何度も練習して二重飛びができるようになったら、違う飛び方まで挑戦してクリアしていくことがあるのですから。
自分探しの自己理解は、大いに悩むべし
そのために、大いに話を聞く、大いに体験することが大切です。
次回も自己理解の話を続けます。
今回はここまでにします。
次回をお楽しみに。
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