今回も引き続き、研修報告をします。
日向市教委の小野指導係長の話の続きです。
日向市の子供たちは、ほぼ9割が故郷を愛しています。
しかし、小学生の半数、中学生の6割強が市外で働きたいと考えています。
ふるさとは好きだけど、就職は別と子供たちなりに考えています。
そういう流れが出来上がっているのかもしれません。
日向市に仕事がないわけではありません。
業種によってはいつも人手不足です。
ただ、子どもたちが考える仕事とマッチしていないのでしょう。
年齢別の比率が同じで町のサイズが小さくなっているのであれば、仕事に携わる人はスムーズに移行するでしょう。
しかし、高齢者率が増えながら、若い層が激減する形で町が小さくなっていくとその循環がうまくいくはずがありません。
この現象は日本全国共通の課題です。
ある意味、東京や大阪、福岡などの大都市は、地方の若い人材を飲み込むブラックホールであり、県庁所在地も県内の若い人材を飲み込む小さなブラックホールですから、なかなか抗えません。
日向市は、とっても魅力的な街です。
10分程度で目的の場所に行けますし、市役所と市民の協力体制も素晴らしい。
なんとしても、若い感性に訴え、日向市のよさを理解させたい。
小野指導係長の示した数字を見て、そう考えました。
今回はここまでにします。
次回をお楽しみに。
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