今回も日向市教育委員会の小野係長の示した本市における「課題解決型よのなか挑戦」について、私なりの解釈を加えてお伝えします。
これまでの中学校では、近隣のお店や保育園・幼稚園、農家さんなどに2日間程度の職業体験をさせていただいていました。
事前の学習をして事業所さんにお願いするのですが、預ける方も預かる方も、その意味を分かっていないことが多かったのです。
学校「どうぞ、ご自由に何でもいいので体験させてください。」
事業所「怪我をさせてはいけないし、遊ばせてもいけない。アルバイトでもないしなあ?」
というようなこともありました。
これでは、勿体ないですね
義務教育は15歳まで
15歳までに社会に出る力をつけるのが大人の責任です。
しかし、15歳の春に卒業した子供たちが、リアルに近い形で働く経験がないというのはどうなんでしょう。
そういう意味でも、しっかりと仕事の体験をして、そこから学んでほしいのです。
しかも、社会を知る機会として。
自分なりに考えて
「この仕事は社会の中でどんな役割を持っているのだろう」
「この仕事は、他のどんな仕事と結びついて成り立っているのだろう」
「この仕事では、どんなことが工夫されていて、何を変えようと挑戦しているのだろう」
と仮説をもって仕事を体験してほしいのです。
そのことを、日向市では「課題解決型よのなか挑戦」としています。
言われたことの仕事を体験するだけでありません。
仕事の意味や役割、仕事をしてみて自分を見つめて今と未来を考えること
課題をもって体験させるのです。
物事を学ぶときに大切なのは、「why」(なぜ)
学校の勉強でも、社会で生きていくのも「why」が大切
「課題解決型よのなか挑戦」はそこを目指しているのです。
今回はここまでにします。
次回をお楽しみに。
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