前回、つながる力の大切さに触れました。
その力は、特別な時間を使ってつけるのではないという話をしてみたいと思います。
国語や数学には、もちろん教科の目標があります。
将来、日常生活を快適に送るには説明書を読んで理解する力や、論理的に考える力は大切ですから。
そこを無視してのキャリア教育はあり得ません。
しかし、教科指導の中でも、「つながる大切さ」を実感させられます。
つながる、人に合わせる、互いに協力する
例えば、音楽の合奏
様々な楽器に分かれて、音を出す回数も違います。
ずっと主旋律を奏でるピアノや管楽器
たまにしか登場しないシンバル(ドボルザークの新世界では1回だけ)
頻度にかかわらず、それぞれの楽器がないと表現できないものがあります。
それぞれの役割を果たしてこそ得られる心地よさ
合わせることが広げる可能性
それを経験させずに、単に演奏だけでは勿体ない。
体育も同じ
最近はやりのダンスも
心を合わせること、つなげることで素敵なパフォーマンスが実現できます。
単に、振りの良しあしだけではないですよね。
理科の実験だって
役割を分担しながら物事を進めていくことを体験していく
火をつける人、記録を取る人、実験具を整理したり洗浄する人
実験で学ぶ本来の学習の目標もありますが、キャリア教育の視点があれば
生徒への声掛けも違ってきそうです。
ここを意識するかどうかで、子どもをどう育みたいかが変わるはず。
だからこそ、人間関係を作る力を日常の指導でも大切にしなければならないと考えています。
今回はここまでにします。
次回は、自己理解・自己管理の力について触れてみます。
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